《四月ばーか》

四月ばーか


エアメールのような表紙。
脈絡がない話が続いているなと思いながら、
読み進めていくと、全部の話がつながっていくんだよね。
登場人物がいっぱい出てくるけど、
後にその一人が言った、
「私たちが出会う全ての人に何かしら意味がある」という言葉通り、
ちゃんと繋がっていく。

ある意味、小説なんだから、
重要じゃない登場人物っていないからね。(笑)
ラストも笑って本を閉じることができたから、
昨夜は温かい気持ちで眠りに入れたよ。

ちょうど「雨がふってるな」という今野くんの台詞を読んでいたときに、
窓の外から、かすかに雨音が聞こえて、
こっちの世界も雨が降り始めたよ。
今野くんは、本物の恋をして、
自然をちゃんと感じられて、優しくなれると言った。
私は、別に恋をしているわけじゃないが、(笑)
昨日の雨の降り方が好きだな。
しとしと振り続ける小雨。
屋根の上、木の葉の上、コンクリートの上に、
そっと落ちて、雨の奏でる音が好きだなと思った。

私たちが出会う全ての人に、
例えほんの数分しか言葉を交わしていなくても、
そこにはちゃんとした意味がある。
――そんな風に考えるのも悪くないね。

もう1つ。
『宿命』で、どんぐりでゴマを作るという件があって、
『真夜中の五分前』でも主人公がそれを聞かれ、
どんぐりをもらったんだよね。
何気ないつながり。

さっき、メールをチェックしたら『side-A』が来たみたいで、
明日か明後日取りに行こうかと思う。
楽しみ。

18:27 | Book | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

《真夜中の五分前five minutes to tomorrow side-B》

真夜中の五分前five minutes to tomorrow side-B



side-Aは貸し出し中だったので、先にBを読んでみた。

事故の後、双子の片割れだけが生き残ったが、
彼女自身が自分は誰なのかが分からなくなってしまった。
そして、彼女を愛していた夫も、
彼女の姉?妹?を愛していた男も、
断定できなくなる。
自分は一体誰を愛していたのか?
本当に愛されていたのか?
なんで彼女じゃないとだめだったのか?

時とともに、失われていくもの。
そして、寝る前の5分だけ、
彼女たちのことを思い浮かべる。。。

双子のつながりはやっぱり普通の兄弟より強いのかな。
テレビで『まなかな』を見ていると、感心してしまう。(笑)

本多さんの文章が好きだな。
共感できるというか、
ただ私が感化されやすいだけ?
・・・


家での自分、学校での自分、
友達といる自分、その他大勢といる自分。
他人の目に、私はどんな風に映っているんだろう?
どれが本当の自分なのかが分からなくなる時もあるし、
何も属されない時間、一人でいる時間が、
とてつもなく不安に感じてしまうときもある。
理想と現実の差、
自分と他人、自分と自分の距離。
上手く対応できないと、混乱してしまう。



+++

ずっと同じところにとどまることはない。
だけど、ずっと変わらないものもある。
変わってほしいことがなかなか変えられず、
変わらなくてもいいものがどんどん変わっていく。
それはたとえば、この歌にあるように、

B0009DASFUついてゆくわ / あなたに届くように
松任谷由実 松任谷正隆
東芝EMI 2005-06-01


確かなものなど どこにもないけれど
あなたと歩いてきた 月日だけは真実ね



そんな風に解釈するしかないかな。

side-Aを予約しといた。
どんなストーリーなんだろう?

18:47 | Book | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

《宿命》

4061854445宿命
東野 圭吾
講談社 1993-07


午前中を使って一気に最後まで読んだ。
作者のことばで、

「一番気に入っている意外性は、ラストの一行にあります」

と、表紙の裏に書いてあって、そうかもしれないなと思った。
トリックよりは、ストーリーに引き込まれていった。
話は『分身』みたいに、科学系?今回は脳だった。


宿命、何か因縁を感じるようなライバル的な存在。
一つの事件が一見何の関わりも持たないが、
たまたまそこで出会った二人の男の子。
それで学生時代をずっと同じ学校に通うことになり、
何故か知らないが、相手のことがどうも気に入らない。
でも気になってしょうがない。
大学の進路で二人は違う道を歩み始めるが、
10年後、また違う事件で二人は再び出会う。
懐かしさを覚えながらも、
今度こそ、借りを返そうとする勇作が警察になった。
何かを隠している晃彦は医者になった。
さらに恋愛も少し絡んできて、
かつて勇作の恋人だった美佐子が、
晃彦の妻となっていた。
彼女自身も何か「糸」のようなものに、
自分の人生が操られているのではないかと思っていた。
心を開いてくれない夫と、最愛だった元彼。。。

二つの殺人事件の裏に隠された秘密。


最後、勇作が負けを認めたのが納得いかなかったな。(笑)
19:07 | Book | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

《だれかのいとしいひと》

だれかのいとしいひと


表紙の絵も、本の中にある挿絵も、
文章と上手く溶け込んでいる。


静かな語り口調。
全く違うストーリー。
夢のようで、確かにあった暖かい記憶。
あとがきに書いてあったけど、
作者も良く夢を見るそうで、
遠い昔の記憶と夢の区別がつかないほど、
曖昧でありながら、何かこう胸に迫ってくるような感じ。





4043726015幸福な遊戯
角田 光代
角川書店 2003-11


また読み終えてないけど、
こちらも同じように、夢の話が少し出てくる。




4022571497いじめの時間
江國 香織 角田 光代 稲葉 真弓
朝日新聞社 1997-04


その中の、江國香織さんの『緑の猫』は、
前に読んだことがあった。
そして、なんとなく、Distanceについて考えてしまった。
私はグループよりも、一対一の付き合いが好き。
一人の子と一緒に、とりとめないような話をしたり、
何気ない時間を共有するのが好き。


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17:20 | Book | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

《きみのためにできること》

4087742334きみのためにできること
村山 由佳
集英社 1996-11

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5年間も付き合ってきた優しいピノコ、
仕事で一緒になった人気女優の鏡さん、
その間に揺れ動く「僕」。
彼女のために何ができるだろう?

そばにいたい人、
そばにいてほしい人。
何かをしてあげたい人、
してもらいたい人。

同時に二人の人を好きになったら、
一体どうすればいいんだろう?

恋に限りなく近い友情。
友情に限りなく近い恋。

ずっと同じ気持ちでいられるわけじゃない。
何かがきっかけになって、変わったりする。
自分の気持ちも、相手の気持ちも。

それでも一緒にいたい、いてもらいたいと思える相手が、
本物なんでしょうか?
ずっと手に入らないと思うから、張り切るのでしょうか?
安心できると同時に、甘えてしまっているんだね。

12:20 | Book | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

《半落ち》

4062114399半落ち
横山 秀夫
講談社 2002-09



なんか社会の汚いところがいっぱい出てきたね。
だから、梶さんの目はとても澄んでいたのかな。
最後のページで、「お父さん」という言葉に思わず涙ポロリ。

正義の味方って、簡単に言えないかも。
自分が善しと思ったことが、裏目に出るかも知れないし。
それ自体間違った考えだったかも知れない。





4087476138海を抱く―BAD KIDS
村山 由佳
集英社 2003-09

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ちょっと複雑だったね。。。
友達という枠組みから、少し外れて、
性別関係なく人を好きになれるのも素敵かもしれない。

14:04 | Book | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

《ホワイトグッドバイ》

ホワイトグッドバイ


謎の男。
彼を追いかけるユーロポールの刑事。
殺人容疑にかけられ、病死してしまった母。
その娘を影から見守る謎の男。
男はその瞬間を待っていた。

日本の北海道で繰り広げられる物語。
テロリストと警察。
ヤクザと警察。

色んな人の視点から、一本の糸が繋がった。
悲しい過去と事実。

誰も好き好んで闇に足を踏み入れるわけではない。

18:11 | Book | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

『トロイ』

トロイ トロイ
ブラッド・ピット (2006/01/27)
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今日は、ブラピのトロイを見てみた。
ちょっと前に、
↓の方の「トロイザウォーズ」を見たんだよね。
トロイ・ザ・ウォーズ トロイ・ザ・ウォーズ
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描き方が全然違うね。
ブラピの方は、アキレスを中心に物語が進んでいて、
もう一方パリス王子とヘレンの恋が中心。


まず、ブラピの「トロイ」

うん、ブラピはやっぱりカッコいいわ。
最近、オーランド・ブルームが凄い人気みたいだけど、
私は断然ブラピ派だね。

昔の戦い方ってかなり大変だね。
鎧も剣も凄く重たそうなのに、
あの鮮やかな身動きは本当に凄いと思う。
良く香港映画で、ワイヤーを使ってやるじゃない。
「軽功」と言って、自由自在に飛べるw
それとは違う迫力があった。
だって、ブラピも跳んでたよ!
剣と楯がぶつかる音も耳に残って、
リアルだった。
あの二の腕の筋肉は逞しかったね。


パリスのお兄さんヘクトルと戦う場面は一番の見せ場だね。
エリック・バナの方がオーランド・ブルームより、
ずっと王様としての威厳があったね。


そして、最後アキレスが死ぬ場面で思わず泣いてしまったね。
アキレスとプリセウスの恋が素敵だった。
この戦争のきっかけになった、
パリスとヘレンのよりずっと説得力があったね。
パリスはただ恋多き男みたいだし、一対一の勝負から逃げたし。
まぁ主眼が違うから、しょうがなかったのかな。。。
それに比べ、トロイザウォーズでは、
パリスとヘレンは本当に運命の恋人だ、
というのをかなり丁寧に描かれている。

シエンナ・ギロリーが演じたヘレンがずっと好きだったな。



トロイの木馬も違っていたね。
12日間で作られた木馬は、
少し雑だけど、流れとして納得できる。
10年間で作られた木馬は立派なものだったけど、
普通10年も経ったら、
10年もそこにいたのかよってつっ込みたくなる。
それなりに年取ったよってメイクもしなきゃ。


衣装はね、トロイのアキレスとパリス、ヘクロルの普段着?
あの紺色の布が綺麗だった〜
ヘレンの方は、ピンクとかグリーンとか、
シフォンを使ったドレス?の方が素敵。
風景は、両方とも良かったと思う。
あの海の青さはいつかこの目で見てみたいね。

12:52 | Film | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

《海のふた》 and "The Lion, the Witch and the Wardrobe"

4860520378海のふた
よしもと ばなな
ロッキング・オン 2004-06-24



レポが一段落ついたので、昨日は小説を何冊か借りてきた。
まずは、この『海のふた』を読んだ。
私がお祖父ちゃんを失った同じ夏に、
はじめちゃんがお祖母ちゃんを失った。
単なる偶然が何か意味があるような気がした。
いつもばななさんの小説に生きるエールが散りばめられていて、
何度も何度も勇気をもらった。
大切なものたち。
愛するものたち。
私が生まれ育てたあの街、家。。。
平凡な毎日でも、自分のやりたいことを見つけ、
一生懸命になればいいのだ。

あと何回、ここで私の物語を綴っていくのかな。
the end と書くとき、私は何を思うだろう?




0064471047The Lion, the Witch and the Wardrobe (Chronicles of Narnia, Book 2)
C. S. Lewis Pauline Baynes
Harpercollins Childrens Books 1994-08


あれ、これがシリーズ2作目だったの?
でも、内容的に始まりって感じだったけどな。。。
そういえば、地元の図書館で、1作目の
The Magician's Nephew (Chronicles of Narnia) を見たことがあったな。
あれがナルニア物語だったんだ。
まぁいいや。
とりあえず、今話題になってるナルニア物語を読んでみようと思い、
図書館で予約して、先週届いた。
さっそく読んでみると、Harryより英単語が簡単のように感じるね。
薄いしね。
やっぱりHarryは児童文学にしちゃ、量が多いんだね。


内容はね、まだ三分の一しか読んでいないけど、
割と面白いかな。

12:56 | Book | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑